出逢いは届いた1通のDMから。
今回ご紹介する場所は、親子三世代で営んでいる『名護かんばん店』!!
思いもよらなかった数々の出来事に驚きの連続となった今回の取材。
素敵なatelierをはじめ、後半にはなんと!ご自宅をご紹介しちゃいます☆
番外編企画☆名護市で働くクリエイトな親子のご紹介です!
創業60年になる『名護かんばん店』の一代目・我如古信八さんは今年(2019年)で80歳!今も現役です☆ヮ(゚д゚)ォ!
二代目・信一さんと三代目・令侍(りょうじ)さん親子は、本職である看板屋の仕事をする一方で、エアーブラシとピンストライプの技法を駆使して「美術工房 feel(ふぃーる)」としても活躍しています。
美術工房 feelの由来は、日本語で”感じる”という意味をもち、「自分たちの仕事は、頭に感じたものを描いていく」ことからその名前をつけたそうだ。
(今帰仁村にあるウッドペッカーの壁画が完成したときの写真)
看板屋のイメージを大いに崩されてしまう世界に、終始”すごい”の連続で私の脳内は埋め尽くされてしまいました。
信一さんの原点
エピソード1☆
信一さんがエアーブラシアートを始めたきっかけ。
「突発性難聴」という病気を患い、左耳の聞こえが悪くなってしまった信一さんは、ひどく落ち込んでいた。「自分になにができるんだろう。」と考えていたときに出会ったのが”エアーブラシ”で描く絵だった。
看板屋の仕事をするかたわらで、エアーブラシの技術を動画を見ながら独学で学んだと言う。
エピソード2☆
シャボン玉がモチーフになったきっかけ。
初めの頃は、いるかのみを描いていたが“我如古信一”だと見る人にわかってもらえるような絵を描きたいと模索していた。そんなとき、当時小学校3年生だった娘が吹いていた“シャボン玉”を眺めていたときに「ふわふわ飛んで割れてしまうシャボン玉を絵にしたら、割れることなく願いをこめることができる!」と思ったことが、シャボン玉がモチーフとなったきっかけになったそうです。
繊細なシャボン玉が割れてしまわないように・・・
見る人の願いが叶うようにと、ひとつひとつ思いをこめて描きあげている。最初は小さな携帯ケースのアートから始まり、今では大きなキャンバスや水タンクなど県内全域(離島を含む)から依頼されることが多い。
「道の駅許田の道路情報バスターミナル」や「沖縄県立博物館・美術館」で個展を開催したり、様々な企業やカフェなどのインテリアとしても人気を集めています。
エアーブラシアートで使用する道具
描き上げる作品によって使用する道具の大きさは異なります。
コンプレッサーでエアーをおくり、噴きだす力で絵具を霧状に吹きつけながら色を塗って仕上げていくそうです。
アートの知識もセンスもない私にとっては、この小さな道具から人の心を動かす作品を作り出すというその職人の技と頭の中が不思議でたまらない。
どういう世界が見えているのかのぞいてみたくなります。韓国で行われるボディペイントの世界大会「INTERNATIONAL BODYPAINTING」に出場したりと活動の幅を広めています。(2018年に開催時の写真。テーマは、ファンタジー)
事務所兼作業用スペースもお洒落です。
ヴィンテージウッドを使った味のある空間に、お洒落に飾られた様々な種類のプレートがアクセントとなっている事務所兼作業用スペース。
『名護かんばん店』の1階を専門学校でインテリアと建築デザインを学んだ令侍さんの設計をもとに、リノベーションしたそうです。
令侍さんは、高校生の頃にアメリカンなものが好きになり、雑貨屋さんなどを巡っては気に入ったものを集めていた。アメリカンインテリアを調べるにつれてどんどんと古くて味のあるヴィンテージの方に惹かれていったそうだ。
今でも壊れているものや漂流物などを持ち帰っては、リメイクして飾ったりと楽しんでいます☆
リメイクした映画館の椅子もおしゃれです。
令侍さんは、父・信一さんと一緒に看板屋の仕事をしながら、ピンストライプアーティストとして県内外問わず様々なイベントで活躍しています。ピンストライプは、リスの尻尾の毛を使用した毛先が長い特殊な筆を使用し、ほとんどがフリーハンドの作品。左右対称のラインを描くアート作品を仕上げるのには、絶妙な力加減と手の震えを抑えることがすごく大変だそうだ。
私が描く作品はきっと線がヨレヨレなんだろうな。と思いながらも、令侍さんの作品には驚きがいっぱいでした。
コカ・コーラのプレートの中に、令侍さんの作品が3点あります☆
ぜひ行った際には、当ててみてくださいね!
ヴィンテージの雑貨屋さんのような自宅。
インスピレーションを常に感じられる空間にいたいと我如古家は、とてつもなくお洒落!!生活感がありません。
”こう言う家に住みたい!”を実現させた夢の空間です♡
玄関を入ってすぐ目の前の空間は撮影スポットとしておすすめ☆
以前は、ごく普通の家だったという空間を2人でアイディアをだしながら作り上げていったという。
信一さんは、いつか自分の絵が飾られた空間のなかで
奥さんと一緒に喫茶店を開けたらいいなと素敵な夢を語ってくれました。
ちなみに、我如古家での私のいちおしは”トイレ”です!
ぜひ、のぞいてみてくださいね(*´ェ`*)!
自宅を見学したい方は、事前に連絡をお願いします。
信一さん(@ichifeel)
令侍さん(@ganekoryoji)
名護市で出会ったクリエイトな親子が営む『名護かんばん店』へとぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ピンストライプ・エアーブラシアート・看板各種のご依頼(ご相談)は、電話にてお問い合わせください。
また、近くにお越しの際には直接お伺いしてもOK!不在の際は、ご了承ください。
住所:〒905-0016 沖縄県名護市大東2丁目22-24
電話番号:0980-52-3030
携帯(信一さん):090-2588-3845」
この記事を書いた人:SHIORI
ライターのSHIORIです。
沖縄県北部に位置する名護市の魅力を
「深掘り」発信しています。
名護市を楽しむきっかけになれば嬉しいです♡
名護の魅力がたくさんの人に届きますように
.....ヾ( 〃∇〃)ツ