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名護市を知るならここ!!『名護博物館Ⅱ』

 

前回紹介した

名護市を知るならここ!!『名護博物館』

に引き続き、今回は「海・山の自然」・「人生儀礼」をテーマとした2階フロアをご紹介です。

 

2階フロア

ガイドさんおすすめポイント1☆『沖縄近海の鯨類とヒートゥー狩』

マッコウクジラの骨には、大人も子どもも興味津々!!

電気を消すと、雰囲気があってちょっと恐い・・・当時、狩りの際に使用されていた道具にも注目です!名護湾にイルカが入ってくると『ピートゥーどーっ!!』の声とともに、

授業中でも子どもたちが教室を飛び出して手伝いにでたのだとか。

手伝うとシーブン(わけまえ)がもらえ、貴重なタンパク源として食されていたそうだが、狩りの際には、名護湾が赤く染まったそうだ( ゚д゚)ワオ。

 

ヒートゥ狩の様子をおさめた写真や狩りの仕方などの説明もあり、当時の様子をリアルに感じることができます。今でも名護市のあちらこちらで見かけるイルカの絵やオブジェなどは、ヒートゥー狩の名残からなのですね。

 

「ピートゥー」と「ヒートゥ」

”ピなの?”、”ヒなの?”と思われる方もいるかもしれませんがどちらも正解です。

「はひふへほ」を「パピプペポ」と発音していた言葉が今現代にも残っています。

 

人生の節目に行われる名護市の人生儀礼

妊婦彼岸から死後の供養まで人の一生の儀礼。

タンカーユーエー

これまでの成長を報告し、子供の健やかな健康を祈願し、赤ちゃんが満一歳を迎えたことをお祝いする行事。数え年97歳の長寿のお祝い『かじまやー』

沖縄ではこの年齢になると子どもにかえると言われることから、風車(カジマヤー)を持って集落内をパレードしたり盛大にお祝います(^^)旗をかかげて、オープンカーにのってのパレード。

※地域によって祝宴の仕方は異なります。亡くなった人をお墓に運ぶ際に使用されていたもの。御願などで使用される道具やお供えものの展示がされています。

米軍の戦闘機の燃料タンクを半分に切って改造した舟。

様々な知恵を活かした当時の生活を知ることができます。

セメント瓦は、名護市が発祥の地なんだとか。個性あふれる様々な形があるので、ぜひ沖縄旅行に来た際には、セメント瓦の屋根を使用しているお家にも注目してみてください(^^)

 

『山』の展示品コーナー

やんばるの生き物や木、山仕事で使う道具などが展示されています。ヤンバルクイナのはく製や琉球犬を使った猪猟の様子が再現されています。

狙われているイノシシに対して、真ん中のゲージに入っているヤンバルクイナの軽やかな足取りが私は気になりました。琉球犬迫力満点です。考古の展示品コーナー

茶色部分のひとかけらから形を復元したすり鉢。

子どもも大人もテンションがあがる?!

ガイドさんおすすめポイント2☆『昆虫の標本』

名護博物館にある有名な標本の存在。

このゾーンにくると1階まで悲鳴が聞こえてくることもあるのだとか。

私は、このコーナーが一番の恐怖であり、できれば避けたいと思っていましたが

ガイドさん笑顔を見たらすごく気になって仕方がない。

見ても見なくてもきっと後悔する興味と恐怖が入り混じる空間です。

アップの画像は、掲載する勇気がないので全体画像で。

その正体は、トービラー(沖縄の方言)※画面右下に注目。

恐いけど見たいという人間の好奇心を最上級のレベルからつついてきます。

名護博物館の人気のスポット。

ここを見逃したのならもう一度行くべきというほどの見どころです。もちろん、その他の展示されている昆虫もぜひ見て下さいね!

 

ジーシーガーミ(厨子甕(ずしがめ))

中二階にある洗骨した遺骨を納めるジーシーガーミ(厨子甕(ずしがめ))もお見逃しなく!

館内を堪能したあとは裏庭へ

もう博物館は、お腹いっぱいだよ~という方も外の空気をすいながら、裏庭もぜひのぞいてみてください(^^)

 

謝名城の高倉飼育している生き物

名護博物館では、保護した生き物の飼育もおこなっています。

ニホンウナギ

指の動きにあわせて上下する姿が可愛い~!昔ながらのおもちゃ

イルカンダの実で作った手作りオセロや昔ながらのおもちゃが並んだコーナー資料庫からのぞく骸骨

こちらも職員の方の遊び心なのかふと見上げると窓からのぞくがいこつ。

 

 

あれ?なんだか名護博物館に行ってみたいかも。

その心が芽生えたあなたは、きっと名護博物館を満喫できると思います。

そして、今の名護博物館が楽しめるのも残り3ヵ月!! (現在2019年1月)

2019年4月には、新館オープンの準備に向けてしばらくの間休館となります。

 

修学旅行や校外学習の場所として利用されるイメージが強いですが、最近では、外国人の方のフォトロゲイニングスポットのひとつとしても人気の場所です。

キョロキョロしていると見逃してしまいそうなほどの展示品の数々は、職員の方たちが日々丁寧に手入れを施し、遊び心を交えながら、見て楽しめる空間を作ってくれています( ゚∀゚)o彡°

なので、展示品を大切に想う気持ちも忘れずに!

 

ぜひ名護市にお越しの際には訪れてみて下さい!

 

名護博物館

住所:〒905-0021 沖縄県名護市東江一丁目8番11号

TEL:0980-53-1342

営業時間:10:00~18:00

休館日:月・火・祝祭日(その他臨時休館有)

駐車場:がじゅまる駐車場(有料)

※駐車券を提示してスタンプをもらうと無料

(名護博物館HP)

http://www.city.nago.okinawa.jp/museum/

(名護市役所HP)

http://www.city.nago.okinawa.jp/

この記事を書いた人:SHIORI

ライターのSHIORIです。
沖縄県北部に位置する名護市の魅力を
「深掘り」発信しています。
名護市を楽しむきっかけになれば嬉しいです♡

名護の魅力がたくさんの人に届きますように
.....ヾ( 〃∇〃)ツ

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