“むかしむかし”と言うフレーズを耳にすると、その先の物語を想像してしまいます。
外観から隠せないほどのユーモアな空間。
扉の先にはどんな世界が広がっているのか、入る前からワクワクです(*´ェ`*)
扉を開けると広がる木の世界
父親が手作りで作ったという店内は、木の温もりが溢れる空間♪特に印象的なのが、店内の真ん中に置かれた丸いテーブル!
この場所を建てるときに立っていたモクマオウの木が生まれ変わった姿です。
テーブルの支柱の部分もぜひ覗いてみて下さいね♪モクマオウで作った切り株のイス。様々な個性豊かなテーブルやイスたちに出会えるのもまた楽しい時間。
触り心地が気になって思わず手をのばしてスリスリ。ぜひ座って体感してほしい!!
平成3年に名護市呉我でオープンした『やんばる船』の頃から使用しているテーブルやイスが今でも現役で活躍しています。ぜひ座ってほしいのが、店内入り口付近にあるイス!
長年活躍してきた貫禄とフィット感が最高です。
昔ながらの天然かん水を使用した木灰麺
『やんばる船』をオープンした頃から木灰麺の製法が続いています。
木灰麺ができる過程♪
・裏の山から木を切り出し、半年ほどかけて乾燥。
・乾いた薪を燃やして灰を作ります。
・その灰を水の中で沈殿させて、天然かん水を作ります。
・小麦粉と天然かん水を混ぜ合わせてできたものが木灰麺です。
天然かん水を使った麺は黄色くなるそうです(^^)
なんだ!あっという間にできるじゃん!!
と安易な考えはノンノンノンです。
季節や湿度によって麺の状態が異なるので、毎回同じようにはいかないのです!
長年培った感覚で毎日使う分だけを父親が製麺しています。冬になるとかまどに火を入れて灰を取り出す作業を行います。
なので、店内が変わったにおいがすると感じたら、薪を燃やしたあとなのかもしれません(^^)
ちょっと変わったそばが食べたいとき
辛いけど食欲がとまらない!『辛鍋そば』たっぷりのネギにふわふわのたまごとしっかりと味のついたひき肉!
島とうがらしを使用した刺激たっぷりの『辛鍋そば』は、顔を真っ赤にして食べる方もいるほどの辛さ!
混ぜるとこんな感じセットでついてくる、島とうがらしとにんにくの風味が追加されてさらに食欲がすすみます。私は、後半に小鉢をすり合わせてトッピングを追加しました。(〃ω〃)食後についてくるサービスのデザート♡
コーヒー(アイス・ホット)かゼリーのどちらか選べます。
お伺いしたときには、シークヮーサーゼリー♪
おすすめがいっぱい!
店内に展示されている焼き物は、父親が作った作品たち。以前は、焼き物も焼いていたが、現在は、残っている作品のみで焼き物は終了しています。
ユーモア溢れる作品たち
お土産用として販売されている様々な表情の作品たちが店内を賑わせています。
おや?!ヤギの鳴き声が聞こえてきたぞ!
”地産地消”ならぬ”自産自消”をモットーに裏の畑では、ヤギの飼育や様々な野菜、果物を育てています♪
ご飯の時間になるとヤギも“お腹すいたよ~”と鳴いて合図。
普段知りえないヤギの個性豊かな話を聞くだけでも楽しい!
可愛い顔をしていますが、意外と意地悪のようです。
そんなヤギたちもいつかは誰かの胃袋へ・・・
裏の畑で育てているヤギはいつかは誰かの胃袋の中へと入ってしまいます。
『むかしむかし』と言えば『山羊そば』があるそば屋さんとして知られており、『山羊そば』を求めて訪れてるお客さんも多いです♪
なんでも帳の中から可愛いメッセージをひとつご紹介♪
オープンした頃から店内におかれている”なんでも帳”にお父さんと来店した女の子が残していったメッセージ。
『みんなは山羊を可愛いと思うかも知れないけど、私は美味しそうだと思います。』のメッセージ。
すでにヤギの美味しさを知っている!!
コメントが可愛すぎます。
現在は、以前に比べるとヤギに対しての抵抗も減ってきているそうですが、まだまだ苦手!という方には、ヤギのカルパッチョをおすすめします!
裏の畑を案内してもらいました(〃ω〃)
裏の畑を案内してもらいましたが気分は探検隊♪
橋がかけられ、その下からは、綺麗な川の水が流れていたり、グアバやリュウキュウサルナシと呼ばれるキュウイがなったり、グミの木やレモン、シークヮーサーやパイン、ゴーヤーなど様々な種類の食材が裏の畑では収穫されます。
『島やさいそば』
朝採りした旬の野菜がたっぷりと入った『島やさいそば』は、その日の畑事情によって内容が異なります。
また、使用される麺は、夏になるとゴーヤーを練り込んだ緑色、冬には紅芋を練り込んだ紫色の麺となり、見て楽しい!食べて美味しい!!の宝箱のようです(。・・。)創業当初から続く自家製木灰麺、裏の畑で飼育するヤギや野菜の栽培など、昔の生活を少しでも取り戻したいと“自産自消”をモットーに父と娘の二人三脚で営業をしている『むかしむかし』
食べて美味しい!見て楽しい!!
扉を開くと広がる物語がたくさんつまった場所です。
名護市に来たならぜひ訪れてほしいおすすめの場所です♪
住所:〒905-0004 〒沖縄県名護市中山694-1
TEL:0980-54-4605
営業時間:11:00-17:00(売り切れ次第終了)
定休日:木曜日
駐車場:10台くらい
この記事を書いた人:SHIORI
ライターのSHIORIです。
沖縄県北部に位置する名護市の魅力を
「深掘り」発信しています。
名護市を楽しむきっかけになれば嬉しいです♡
名護の魅力がたくさんの人に届きますように
.....ヾ( 〃∇〃)ツ