NAGOS NAGOS

名護市源河にある
『琉球藍染め 藍ばたけ』

 

(※2022年9月14日現在の営業情報です。ご利用予定の方は、事前に店舗にて最新情報のご確認をお願いします。)

沖縄本島北部・源河で沖縄の伝統的な染物「藍染め」の原料であるリュウキュウアイを育てながら藍染め体験工房『琉球藍染め 藍ばたけ』(以下『藍ばたけ』)を営まれている藤さんご夫妻のもとにお伺いしました♬

 

『藍ばたけ』がある場所は、名護市源河から東村へ向かう山間にある「オーシッタイ(大湿帯)」と呼ばれる集落にあります。
道中は、車1台が通れるほどの狭い道幅で、クネクネとした山道です。
なので!!スピードの出しすぎには十分にご注意ください。
ちなみに、名護市東海岸・天仁屋側からも行くことができます♪
※詳しくは検索してね(笑)

それでは早速行ってみましょう!

目印は、青い看板と赤いポストです☆

”藍ぞめ”と書かれた青い看板と赤色のポストを見つけたら、そこが『藍ばたけ』の工房です♪

この手書きのフォントがカワイイ( *´艸`)

染液ができるまで・・・☆

体験についてご紹介する前に、リュキュウアイを収穫してから染液ができるまでの工程を教えてもらいました♪

  • 初心者の私でもわかりやすく教えていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました!
    藍染め体験が気になっていた方や、藍染めが大好きな方がさらに身近なものとして知るきっかけになると嬉しいです♬

  •  

    ① 収穫作業からスタート!

    当たり前ですが葉は緑です (・ω・❁)へー
    「リュウキュウアイ」は、5月上旬頃~6月頃そして、9月下旬頃~11月上旬頃の2期にわたって収穫を行うそうです。
    藤さんご夫妻の藍畑の様子を見学させてもらいましたが、60センチ前後の高さの「リュキュウアイ」がとても活き活きと成長していました!!
    ”たくさんの愛情をもらってるんだね~ (♡´³`))o”と語りかけたくなるほどノッポさんもいましたよ☆

    「リュウキュウアイ」は乾きが苦手で、水気の多い湿地を好む植物だそうです♪
    藤さんご夫妻の藍畑は芭蕉などの木々に囲まれており、心地良い風を感じる空間でした!
    またオーシッタイは公共の水道が通っておらず、自家水道を利用して生活しているそうです。綺麗な水が豊富にあるということも、「リュウキュウアイ」にとってのびのびと元気に育つことができる恵まれた環境なのだと知りました! φ(・ω・`)メモメモ

    緑々しく、爽やかですね!

     

    ② 藍染めの素「泥藍(どろあい)」をつくる

    先ほどの収穫したリュウキュウアイを数日間水に漬けて発酵させ、成分の溶け出した水から色素を取り出した姿がコチラ☆
    この工程が「泥藍」といわれる、藍染めの素となる染料をつくる段階です。
    緑々しさも、爽やかさも全く感じられないディープカラーですね!
    しかし、これが後の鮮やかな「藍染め」の素となります♬
    #あなどるなかれ

  • 見た目は”ドロっ”とか”ネチャッ”としている印象ですが、表面は意外とサラッとした触り心地でした。水で洗い流すとすぐに溶けてなくなっていきました!

  •  

    ③ 微生物の力を借りて「藍建て」へと変化させる

    さぁ、「泥藍」ができたからいよいよ藍染めのスタート!!!
    というわけにはいかないんです。。

    先ほど作った「泥藍」を水に溶かすんですが、それだけでは上澄みだけが残り、布を染めることができないんです!!
    なのでっ!
    「藍甕(あいがめ)」と呼ばれる容器の中に「泥藍」をいれ、微生物の力を借りて発酵させる工程が必要だそうです。
    『藍ばたけ』ではアルカリ性が高い木灰を水に入れてできた上澄みと、泡盛、はちみつをいれ、3~4日間発酵させているのだとか ¢(・ω・o)フムフム
    この工程が「藍建て」といわれる段階で、体験などの際に使用する染料ができあがるそうです (*゚。゚)ホーーッ!!

  • 夏が大好きな藍は、愛情が偏るといじけたり、アルカリが高すぎたり、冬場になると微生物がおやすみモードに突入しようとするため、温度管理を含めてベストな状態にするのも大切な作業だそうです。

  •  

    空気に触れると緑から藍色へと変化?!

    染料が完成するまでの工程には科学的要素があり、不思議&面白いの連続でした!
    しかし・・”布を染める”工程の中にも不思議な出来事が起こったんです!!リアルタイムでお伝えできず残念ですが、真っ白な手ぬぐいを染料に数回漬け込んだ布が空気にふれると、緑色が藍色へと変化していきました!!まるでマジックを見せられたかのような色の変化に驚きと同時に感動!!実際には、空気に触れて色が定着していっていることで起こる現象なのだとか (゚ー゚〃)ナルホド!

    漬けこむ時間や回数によって、仕上がりの濃さに関係してくるのだそうです!

    様々な表情や個性が楽しめる体験♪

    ここからは藍染め体験の詳細をご紹介していきます!
    主な体験は【手ぶらで手ぬぐい染め体験】と【持ち込み染め体験】の2通りのコースがあるそうです♬
    ※各体験は、材料費込となっています。

    手ぶらで手ぬぐい染め体験(1枚 / 2,000円)

    藍染めを気軽に体験してみたいという方にオススメのコースです♡
    ”どんな模様になるかな?”と、初めは想像を膨らませながら盛り上がり、気がつけば夢中で作業に集中しているってこともあるかもしれませんね!
    お友だちグループやお子さまと一緒に楽しめそうです♪
    2枚作る場合は、1,000円割引でお得に染めることができるそうですよ☆

     

    持ち込み染め体験

    普段着として1枚は持っていたいという方や旅行中の思い出、大切な人に贈りものを探している方にオススメのコースです♬
    ※持ち込み規定サイズ・生地については事前にご確認をお願いします。
    ※持ち込み染め体験の料金は染める物の重さで計算します。(例:レディースMサイズ1枚 / 3,000円~)


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    藍染め体験期間:5月下旬頃~10月下旬頃まで

    所要時間:約120分

    予約人数:1~5人

    予約制:できれば14日前までに

    お問い合せ電話予約または、お問い合せメール予約にてご予約が可能です!

    ※不在の場合もあるため、メールでのお問い合せがオススメ★
    ※藍染め体験の料金は、掲載日時点のものです。体験内容に変更がある場合がございます。詳細は、予約時に店舗にてご確認をお願いいたします。

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  • 同じ工程で体験を行っても、1枚1枚の仕上がりには作品の表情や作った方の個性がでるので、特別な1枚が完成しそうで、ワクワクしますね♪

    子どもから大人まで夢中になれる藍染め体験♬気になる方はぜひ予約をして体験に行ってみてね!

  •  

    いかがでしたか?

    福岡に住んでいた藤さんご夫妻が藍染めに触れたきっかけは、妻の由美子さんが何気なく観ていた沖縄の水源(湧き水)を紹介するテレビ番組。
    その番組内で藍染め工房の店主が話していた「ここの暮らしがあるから染めができるんです」という言葉が記憶に残り、会いに訪れたそうです。
    その際、由美子さん自身も「この環境で藍を育てることからはじめてみたい」と土地の魅力に惹かれ2006年10月頃に沖縄へ移住してきました。
    移住するまでの期間は、それから半年後!!流れ星のごとく素早い行動に驚きです。

    そしてリュウキュウアイを育てながら、別の工房で活躍していた藤さんご夫妻が藍ばたけ(工房)としてスタートしたのが2013年9月頃。
    移住から約16年たった現在も想いは変わることなく、「場所があれば染料を購入して作ることができる藍染め。だけど、オーシッタイの暮らしの中に藍染めがあるということがなによりも大切」だと仰っていました。
    藍染めについてお話を伺うことができたと同時に、豊富な自然に囲まれたオーシッタイの中で、楽しみながら暮らす様子がとても充実しているのだと感じました。

    名護市へ来られる際はぜひ藍染め体験工房『琉球藍染め 藍ばたけ』もチェックしてみてください!

     

    藍染め体験の他にも、ワークショップやイベントへの出店も行っているそうです♪
    気になる方は、藍ばたけウェブサイト【琉球藍染め 藍ばたけ】またはInstagram【@tad_aibatake】にて情報をご確認ください!
    商品のみを購入したい場合は、イベント時や取り扱い店舗に行くのがオススメ!です。取り扱い店舗の詳細は【こちら

     

    琉球藍染め 藍ばたけ

    住所 〒905-1141 沖縄県名護市源河2441-2

    駐車場 店舗敷地内

    ※公共バスがオーシッタイまで運行していないため、車(レンタカー)での来店が必須となるのでご予約の際はご注意ください。

     

    この記事を書いた人:SHIORI

    ライターのSHIORIです。
    沖縄県北部に位置する名護市の魅力を
    「深掘り」発信しています。
    名護市を楽しむきっかけになれば嬉しいです♡

    名護の魅力がたくさんの人に届きますように
    .....ヾ( 〃∇〃)ツ

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