NAGOS NAGOS

名護市宇茂佐にある『ブラジル食堂』

お店に入る前から

「どんな場所なのかな」とか

「どんな人がやっているのかな」とか

想像が膨らむインパクトのある外観とキャッチーなネーミング。

 

創業44年になる『ブラジル食堂』

すでにご存知の方、以前から気になっていたという方も

多いのではないでしょうか。

 

名護市宇茂佐にあるそば&自家焙煎コーヒー『ブラジル食堂』をご紹介です。

 

ブラジル食堂

住所:〒905-0006 沖縄県名護市宇茂佐1703-6

TEL:0980-53-5045

営業時間:11:30~19:00(L.O.18:30)

定休日:月曜日

駐車場:10台ほど

 

そば&自家焙煎コーヒーの食堂

『えっ?!そんな・・・』

早速、衝撃を受けたのは、ブラジル料理がメインのお店かと思っていたら

そば&自家焙煎コーヒーがメインにいただける食堂。

 

そばと言えば、沖縄そば。

ひとまずここは納得できるものの

 

自家焙煎コーヒー?!

おそばを食べたあとにコーヒーを飲む。

なんだか不思議でたまらない。

 

予想打にしなかった出来事にスタートから驚きっぱなしの私。

ブラジル食堂物語

『ブラジル食堂』が誕生するまでの経緯を店主が丁寧に教えてくれました。

 

エピソードワン

戦後、日本が経済困難であった頃、多くの日本人がブラジルへと移住を決めた。

店主の両親もブラジルへと渡った。

そう。ブラジル人が経営しているのかとドキドキしていましたが

店主の正体は、”日系ブラジル人”

 

日本へ帰国を決めたのは店主の父。

店主の父は、サントスで食堂を経営後、サンパウロへと引っ越し、そこでスーパーマーケットの経営をしていた。

ブラジルで安定した生活の中で、日本へ渡ることを多くの親戚は反対していたが、

子どもたちに日本の教育を受けさせたいという想いから、

店主が6~7歳の頃日本へと帰国。

 

父親は鹿児島出身であり、沖永良部島に行く計画をたてていたが、人口が少なく農産物が主流の場所では、食堂は困難だということを考え、母親の出身である沖縄県名護市へと移住を決めた。

 

そばをメインに食堂を開くことを決めたが

ブラジルで自家焙煎の方法を身に着けていた父は、沖縄でも

『ブラジルのコーヒーを飲んでほしい』という想いを諦めきれず

そば&自家焙煎コーヒーを提供するお店としてオープンしたそうだ。まだ当時、沖縄ではコーヒーに対しての認識が薄く、インスタントコーヒーが主流だったため薄味になれていた沖縄の人にブラジルのコーヒーが受け入れられるのは難しく大変苦労したそうだ。

 

東京まであしを運んだり、エスプレッソを沖縄で唯一取り扱っていたホテルへと調査に行ったりもしていた。

 

エスプレッソの泡を見て『ミルク』だと勘違いする人、小さいカップを見て『このサイズでこの値段?』、『苦くて飲めない』などと反応は良くなかった。

 

今では、すっかり浸透しているエスプレッソも当時だとこんな

エピソードもあったのかとフムフム。

創業から変わらないこだわりの1杯

ブラジルの方は、小さいカップの中にたくさんの砂糖をいれて、

かき混ぜずに飲む習慣があるそうだ。

 

そばを食べたあとにコーヒーをいただくというのが

とても不思議で面白い!

『ブラジル食堂』ならではの良さがここにあります♪

 

様々なプチ衝撃に心がもてあそばれてしまいますが

知るほどにいい意味で期待が裏切られます。創業当初から変わらない焙煎方法で

1種類のコーヒーだけを提供するというこだわり。

 

現在では、様々な焙煎機が販売されているが

『ブラジル食堂』では父親の代からの焙煎方法を継いで

昔ながらの製法で今も焙煎を行っているという。

 

『焼けてきたかな~?』と時折中を覗いて豆の様子を確認し、

五感を十分に使って焙煎を行う。

湿度や温度で変わる焙煎方法も長年培ってきた腕と勘で判断するそうだ。

 

ギュッと濃縮されたその香りと濃厚な苦さをぜひ堪能していただきたい!

ぜひ、ブラジルのおやつ『パステル』と一緒にどうぞ♪

 

コーヒーが好きな方にもおすすめしたい食堂です!

おそばは”あっさり”と”こってり”の中間!

ソーキそば(大)

豚骨にかつお、昆布で丁寧に作られた白濁とした出汁は、あっさりとこってりの中間の仕上がりに!

 

おそばのボリュームが多く、麺が減らない!!(おーい)

 

ハバネロのコーレーグース※唐辛子を泡盛で漬けた沖縄の調味料。

様々な種類がありますが、こちらはハバネロのコーレーグース。

 

ぜひお試しあれ!

 

12:00~14:00の時間帯が比較的忙しい。

平日は地元客

週末になると外国人や観光客が多いお店。

 

父のあとを引き継いで、20年。(2018年7月)

『ブラジル食堂』という店舗名は、ブラジルから来たからその名がついた。

 

店主の代になり、ブラジルの要素を加えようと

フェイジョ・アーダ(ブラジルの家庭料理)や、ポルコーアサード(ブラジル風焼豚)などがメニューに加えられた。

沖縄✕ブラジル空間

広々とした店内は、テーブル席、座敷の席とあるので

お子様や祖父母との食事にも安心(^^)壁紙には、ブラジルのユニフォームが飾られてるかと思えば

沖縄の祖父母の家にありそうな壁紙が飾られていたりと異空間。世界を代表するサッカー選手直筆のサインもあり、サッカーが好きな方には

テンションがあがる空間かも知れません!ティッシュ入れなどの小物も可愛いのでぜひ注目して見て下さい。

 

『オリジナルローストチキン(1,550円)』、

『オードブル(3,100円~)』の注文も承り中です!

※2日前までに予約

 

お伺いしてみるととても素敵な世界が広がっていて、

知るほどに深い『ブラジル食堂』

ぜひ名護市でご飯屋さんをお探しの際には、参考にして見て下さい♪

 

おすすめしたい名護市にある食堂がまたひとつ増えました(^^)

 

ブラジル食堂

住所:〒905-0006 沖縄県名護市宇茂佐1703-6

TEL:0980-53-5045

営業時間:11:30~19:00(L.O.18:30)

定休日:月曜日

駐車場:10台ほど

 

この記事を書いた人:SHIORI

ライターのSHIORIです。
沖縄県北部に位置する名護市の魅力を
「深掘り」発信しています。
名護市を楽しむきっかけになれば嬉しいです♡

名護の魅力がたくさんの人に届きますように
.....ヾ( 〃∇〃)ツ

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